成人の日

今日は成人の日。私の時は１月１５日でしたので、未だピンと来ませんが朝から振袖を着た娘さん達にすれ違いました。３０年前に成人となったオジサンから見れば、「お前ら、大丈夫か？」と言いたくなるような仕草が目立って仕方ありません。コンビニの前で着物でしゃがみこむグループ、携帯電話に夢中で話しながら歩く子、中には咥えタバコ・・・。恐らく親御さんが着付けから何から用意してあげたんでしょうが、その親心をどれだけの新成人が理解してくれているのやら。うちの長女も明日が17歳の誕生日、あと3年で成人です。せめて礼儀作法だけは人様に見られて恥ずかしくないように躾けるのが親の義務だな、と感じた朝になりました。いずれにせよ、将来の日本を支えていってくれる若者たちに「頑張れよ」と期待するしかありません。復興地の新成人のインタビューを聞くとやはり生まれ育った地元で頑張りたい、復興に力を尽くしたい、と健気な言葉を返していました。私が今朝見かけた「だらしない」新成人はごく一部だと思いますが、これまでの２０年は本当に家族や周りの人々のお蔭で生きてこられたのだと感謝することだけは忘れないでいて欲しいと思います。自分も２０歳になった時、名実ともに大人になった、と思っていましたが何も大人になっていない自分がありました。ただだらだらと無意味な毎日を過ごし、将来のこと、社会のことなどどこ吹く風、という感じでひたすらアルバイトに精を出し、卒業に必要な単位を取ることで日々悩んでいたことしか覚えていないんです。今になって、あの時もっとこうしたら、ああしたらという後悔が残っています。その反動でようやくこの年になっていろいろ勉強したり、やりたいことをやっている気がします。それが出来るのも健康な体に育ててくれた親のお蔭と感謝し、自分の子供たちからもそう言ってくれることを願いつつ、今日は子供たちと少し仕分け作業をします。