新しい出会いに感謝

今日は岐阜市へ自転車の引取りに伺いました。１月の第１３弾で岩手を走っている時、今回の窓口である支援グループ「岐阜・手と手」の代表Ｔさんから電話を戴き、釜石・大槌に自転車６０台ほど運んで欲しいというご依頼を戴いていました。自転車は岐阜中央卸売市場にあるＳ車輌の社長さんが集め、整備されたものです。当初は県庁へ問い合わせをしたものの輸送手段が無く、懇意にされている国会議員さんに相談されてＴさんを紹介されたそうです。Ｔさんも片っ端から運送業者に当られたそうですがいい返事がなく、偶然知った当方へ依頼を戴いたとのことでした。有難いことです。
丁度市場が休日ということもあり本日午後の引取りとなったんですが、現地に到着するとＴさん、Ｓ社長ご夫妻、フラワーボランティア・コスモス会代表のＷさん、それに議員秘書のＡさんが待ち構えて戴いており、更に岐阜新聞社・中日新聞社の記者さんまで・・・！
ただ、整然と並べられた自転車を見て驚きました。絶対載らん・・・。しかし、以前に四国中央市で積み切れなかった悔しさ、四日市のＭさんのお蔭で培った（？）自転車運びのノウハウ、そして持ち前の体力・気力を駆使してどうにか載せることが出来ました。Ａさんはもとラガーマンとのことで立派な体格、すごく助かりました。この間、記者さんやＴさんが写真を撮って戴いていたようですが、それすら気付かないほど必死だったんですよ。この自転車、ほとんどが釜石・大槌の中学生に贈られます。４月から高校に通う足として、３年生の人数分集められたそうです。そんな大切な自転車、止むを得ず重ねて積み上げてしまいました。出発の時には３台のトラック（大型２台・４ｔ１台）に積み分け、立てた状態で運びたいと思います。
まだまだ全国各地にはこのように支援活動を続けている団体、物資提供をされる支援者がたくさんいらっしゃいます。全く見ず知らずでも、何かのきっかけで同じ目的を持つ「仲間」として仲良くなれることはお金では買えない貴重なものだと痛感します。正直、政治家とかマスコミといった人種は苦手ですが、支援活動に熱心な議員さんや支援活動・復興地の記事を取り上げてくれるマスコミ、と聞くと何故か親近感を抱く不思議な自分がいます。来月のミサンガの実演もあえてマスコミ数社に取材を依頼しました。我々の活動よりも復興地ではこんなことをしているんだ、ということを取り上げて欲しいからです。ここに来て、現地でこんな事業が出来ないかという話が出始めました。復興地で新たな事業が始まるということはそれだけ雇用・経済面で救われる人が出て来ます。まけないゾウにしろミサンガにしろ、何か仕事をしたいという気持ちから始まり、それが収入に繋がります。生活が落ち着けば将来にも希望が持てるでしょうし、本当に笑顔になれる日が来ると思います。そんな日が一日でも早く来るように願いながら、自分の出来る範囲での応援を続けていこうと改めて思った一日でした。